iOSアプリ開発におけるTravis CIの設定
iOSアプリ開発で初めてTravis CIを使うことになったので設定を備忘としてメモしておく。
設定
.gitディレクトリと同階層に.travis.yml
を以下の内容で作成した。
この設定により、ビルドとテストを行い、結果がSlackのチャネルに通知される。
language: objective-c osx_image: xcode7.2 before_install: - gem install xcpretty - gem install cocoapods -v '0.39.0' - pod install script: - xcodebuild -workspace ワークスペース名 -scheme スキーム名 -configuration コンフィギュレーション名 -destination 'platform=iOS Simulator,name=iPhone 6s,OS=9.2' test | xcpretty notifications: email: false slack: secure: slackのクレデンシャルをtravis encryptコマンドで暗号化したもの
設定の説明
- 実際の開発言語はSwiftだけど
language: objective-c
でOK。 xcodebuild
を実行すると大量にログが出て、Travis CIのログ上限4MB制限を超えて途中でコンパイルが強制終了されてしまうため、xcpretty
を入れてログを整形、量を少なくしてログ制限に引っかからないようにしている。- cocoapodsでライブラリ管理をしているので
before_install:
でpod install
を実行している notification:
ではデフォルトのメール通知をOFFにして、代わりにslackの特定チャネルに通知するようにしている。- slack: secure:部分の記述は、
travis encrypt "<account>:<token>" --add notifications.slack
を実行することで自動で追加される。